「バーコードってどれも同じだよね…」以前の私は勘違いしていました。
・これからバーコードを使用したい方
・バーコードを作成したいが種類が沢山ありどれが良いかわからない方
バーコードは私たちの日常生活においても身近な存在となりました。コンビニやスーパーに行けば、ほとんどの商品にはバーコードがついています。
しかし、同じように見えるバーコードにも様々な種類があることをご存じでしょうか。
バーコードを自由自在に作れるようになると、効率化やミス削減など様々なメリットがあります。
私は物流系の企業にてバーコードやバーコードリーダーによる業務改善を行ってきました。
そこで今回は業務で使用できるバーコードの種類を解説します。 この記事をご覧いただくと、バーコードの知識が増え業務改善に活用できるようになります。
身近にあるバーコードを中心にご紹介します
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バーコードとは
バーコードとは、文字や数字などのデータを、太さの異なる直線の並んだ縞模様のような図形パターンとして物体の紙面に印刷したものであり、情報を機械で自動的に読み取り出来るように表現したものです。
バーコードは、生産から販売まで同じ数値で商品を管理することを可能にしています。 今では身近にある商品のほぼすべてにバーコードは付いているほど重要な存在です。
1次元バーコードの種類
1次元バーコードは、黒のバーとスペースで表現されたシンボルで、横方向のみに情報を持たせることが可能です。
よって、“1つの方向”に対してのみ情報を記憶できるので、「1次元」と呼ばれています。
次からは主なバーコードの種類をご紹介します。
JANコード
最も身近な存在のバーコードがJANコード。
JANコードは私たちの身近にある飲み物、食品など多くのものについています。
JANコードは、一般的に13桁の数字で表されています。JAN コードに使える文字は、0から9までの数字のみで、買い物などで目にするバーコードの下部にある数字です。
世界100ヶ国以上共通で使用されています。
JANコードを読み取れば、商品を特定できるため、POSシステムや商品管理システムなどに利用されています。
- 私たちの身の回りにあるものの多くがJANコードです
- バーコードといえばJANコードと認識されている方もいらっしゃいます。
JANコードは、バーコード界の王様のような存在ですね。
CODE39
CODE39は数字以外にアルファベット、記号などにも対応しているので、含める情報量が多いのが特徴。
数字以外にもアルファベットや記号が扱え、信頼性が高いバーコードであることから商品のラベルなど工場でよく利用されているバーコードです。ただし、一文字を表すのに9本のバー・スペースを用いるため、サイズも大きくなります。
また、CODE39はエクセルでも作成可能です。
フォントをダウンロードすることで、文字の種類の一つとして簡単にバーコードにできますし、さらにバーコードリーダーでも読み取り可能です。
アイディア次第で改善ツールとして様々な場面で使用可能ですのでお勧めです。
CODE39はエクセルでも作成可能なバーコードです。汎用性が高く業務改善でも使用できます。
CODE128
CODE128はアスキーコードのキャラクタ数である128文字(数字、アルファベット大文字/小文字、記号など)を表現できます。情報密度と信頼性も高いため、CODE39に変わって工業分野でも多く採用されているのです。また、記録密度が高く、バーコードの小型化が可能です。
CODE128をエクセルで作成する場合はVBAを使用する必要があり、CODE39より難易度が上がります。
CODE128はバーコード自体を小さくできるメリットがあります。小さな商品にも添付できるので物流業界で徐々に利用されてきています。
ITFコード
梱包したダンボールとかに付いている荷物の中身を識別するためのバーコードのこと
主に物流で使用され、物流センターなどの自動倉庫、コンベアラインなどで自動読み取りに対応して使用される場合が多いです。
ITFコードは、物流の自動化・システム化のため、ソータ、コンベアライン、段ボールをはじめとする外装への表示位置がJISで規定されています。
ITFコードは段ボールのほとんどについています。 物流で働いている方は仕分けや保管作業など多くの場面で使用されています。
GS1 DataBar
GS1(国際流通標準化活動)の標準バーコードシンボルのなかで、最も新しい一次元シンボルです。
GS1 データバーは、1990 年代半ばに開発が始まり、2006 年秋にISO/IEC国際標準規格となり、2008 年秋から一部の医療用医薬品に表示されています。
NW7
NW-7は1972年にモナークマーキング社によって開発された比較的初期のバーコードです。
NW-7はITFに比べ、桁落ちが少なく、CODE39に比べ、サイズが小さくなります。
情報密度は低いものの桁落ちが少ないという特徴があります。
血液銀行、宅配便の送り状、図書館の貸し出し管理などで利用されています。
バーコードリーダーはコスパが高い改善ツールなんです。
バーコードリーダーはパソコンに接続でき、簡単に使用ができます。
バーコードとの連携で業務効率化にも繋がりますので業務改善を行いたい場合にもオススメです。
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2次元バーコードとは
2次元コードの代表的といえばQRコードです。
1次元バーコードが情報を持つ方向が1方向なのに対して、2次元コードは縦横両方に情報を持っています。
つまり、“2つの方向”に情報を持たせられるので、「2次元」とつけられています。
また、2つの方向に情報を記憶できるので、より多くの情報を狭い面積で表現できます。
データの容量で言えば、1次元バーコードの数十倍~数百倍にもなります。
また、面積で言えば、同じ情報量を表現するのに、1次元バーコードの30分の一で済みます。
このため、ラベルの小型化が実現できます。
まとめ
今回はバーコードの種類をご紹介しました。 バーコードには様々な種類があり特徴が異なります。皆さんの業務に適したバーコードを選ぶことでより効率化ができるでしょう。