バーコードの数値に意味ってあるの?といった疑問をお持ちではないでしょうか。
私も物流業界で長年働いていますが、バーコードの仕組みは全く意識していませんでした…
実際周りの人に聞いてみても、バーコードの数値の意味を知っている人はほぼゼロΣ(・□・;)
そこからバーコードやバーコードリーダーによる改善を行う中でバーコードに詳しくなることができました。
今回の記事では、バーコードの数値についてわかりやすく解説いたします。
この記事を見るだけで、社内で一番バーコードに詳しい人材になれますよ!
バーコードの仕組み
今回は最も身近にあるバーコードのJANコードをご紹介します。
JANコードは、13個の数字が、バーとスペースの組み合わせで表現されています。数字は、最初の2桁で国、次の7桁でメーカー、さらに次の3桁で品目を表すように構成されています。 最後の1桁は、読み取り確認用のコードで誤り防止に用いられています。
日本の国コードは49および45です。
韓国だと880、中国は690~691です。
・最初に2桁が49および45の場合は、日本の企業の商品です。
※それ以外の数値の場合は、海外の企業と判断できますね
JANコードには、標準タイプ(13桁)と短縮タイプ(8桁)の2つの種類があります。
さらに標準タイプには、最初の7桁がJAN企業コードとなっているものと、9桁がJAN企業コードとなっているものに分けられます。
標準タイプ(13桁):7桁JAN企業コード
①:JAN 企業コード(7桁)
②:商品アイテムコード(5桁)
③:チェックデジット(1桁)
標準タイプ(13桁):9桁JAN企業コード
①:JAN 企業コード(9桁)
②:商品アイテムコード(3桁)
③:チェックデジット(1桁)
短縮タイプ(8桁)
①:JAN 企業コード(6桁)
②:商品アイテムコード(1桁)
③:チェックデジット(1桁)
短縮タイプは、以下の条件を満たしている場合に貸与されます。これは商品メーカーコードが4桁、商品アイテムコードが1桁に短縮されています。
理由としては13桁のバーコードを印刷できない、小さな商品のためです。
任意で決めるのは商品アイテムコードの3桁
申請後、取得されたバーコードには国コード2桁(45,49)、企業コードの7桁(短縮バージョンは4桁)の企業コードの計9桁の番号があります。
最後の数字は自動付加されるチェックデジットとなりますので、残りの3桁(商品アイテムコード)は任意でつけることができる数字です。
商品アイテムコードは001~999まで999アイテムに使用できます。
商品アイテムコードが3桁の場合、001番から順次設定する方法で管理することをお勧めします。
また、同じ商品アイテムコードをつけてしまうとどの商品が売れたかどうか、わからなくなりますし、市場に出た際に在庫や販売の際に問題を引き起こします。
アイテムが3桁を超える場合
利用予定アイテム数が多い企業には、複数の9桁GS1事業者コードを貸与します。ただし、最大100コードまでを基本とします。
衣料品のように色、柄、サイズ別に設定され、5万アイテムを越える場合は、7桁GS1事業者コードが貸与されます。
7桁GS1事業者コードの商品アイテムコードは5桁で、10万アイテムまで使用できます。
出典:GS1 Japan 一般財団法人流通システム開発センター (gs1jp.org)
まとめ
・最初の2桁で国、次の7桁でメーカー、次の3桁で品目を表すように構成
・品目は任意で設定可能。
・商品が小さい場合は短縮のコードもある。
身近にあるバーコードですが、意味まで理解すると面白いですよね。
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